2015年9月17日、南米のチリで大地震が起きました。
マグニチュードは、8.3とかなり大きく、日本への津波の警戒がされています。
2015年チリ地震の被害と死者のニュース最新情報
2015年9月17日7時54分、南米のチリでマグニチュード8.3の大地震が起こりました。
震源はチリ中部沖で、今現在の最新情報によると8名の死者が出ています。
また、コキンボ港の被害が甚大だとのニュースです。
チリの地震により日本への津波警報が!?
9月17日未明に起きたチリでの地震により、日本への津波が懸念されています。
津波警報が出され、太平洋の広域で津波に対する警戒がされています。
なお、津波の時間帯は18日の明け方と予測され、北海道当たりでは朝の5時半頃との予測です。
また、津波の高さは最大で1メートル以下の予測です。
ハワイに津波が起こった際の高さで、津波警報の発表を気象庁は考えるとのこと。
チリの地震で日本に津波が来る理由とは?
なぜ、地球の裏側にあるチリという国で地震が起きてるのに、日本に津波がやってくるのでしょうか?
チリで大きな地震が起こる度に、ハワイや日本などで津波が起こっています。
理由としては、
- 発生源が日本の対極にある事
- ハワイ諸島付近の海底地形によるレンズ効果
これらの理由が挙げられます。
地球の裏側にあると言っても、地球は繋がっています。
反対に、日本の太平洋側で地震が起こるとハワイや南米などに津波が押し寄せたりする事もあります。
有史以来の最大の巨大地震である昭和35年のチリ地震とは?
昭和35年(1960年5月)に、有史以来最大とも言われる巨大な地震がチリで発生しました。
マグニチュードは9.5と最大級で、首都サンチアゴは全土が壊滅してしまいました。
M9.5の地震が起こる前には、M7~7.5前後の地震が何度か起こっていたとの事。
昭和35年にチリで起きた地震の影響で、15分後にチリに津波が押しよせ、そして17時間後にハワイに津波が起こりました。
更に、22時間半後には、日本に津波がやってきたのです。
そして、その時日本はチリの地震による地震の体感がまったくなかったため、津波を警戒せずに甚大な被害が出てしまいました。
その後も、何度もチリで地震が起こるたび、日本に津波が押し寄せています。
2014年に起きたチリの地震の際もそうです。
2014年4月にチリで起こったM8.1の地震で、北海道や東北を中心に、津波が観測される事になりました。
これらのチリの地震による津波の被害の教訓を生かし、9月18日未明ごろに日本に到達する可能性がある津波の警戒を強めています。
太平洋側で、沖縄、北海道、東北などで津波の被害を受けやすい地域の方たちは、警戒が必要です。
また、最新情報は常にチェックしておく事をお勧めします。