2016年10月13日の夜、タイの友人たちと、いつもの屋台で食事をしていた時のことでした。

タイの地で「タイのプミポン国王が亡くなられた」とのニュースを知った日

タイ時間で19時頃に、突然周りがざわつき始め、プミポン国王が亡くなられたということを知りました。

タイのプミポン国王が亡くなられたとのニュース

タイのプミポン国王は、バンコクの病院で亡くなられたとの報道が、タイの王室より一斉に流されました。

突然のことでした。

周りにいる友人たち、そしてタイの方々の表情がいきなり変わり、泣き出す人たちも。

隣の店にテレビがあったため、一斉に隣の店に押し寄せました。

ネットでニュースを見る方も多数、このニュースが流れて、うちの近所では今日の屋台などの営業はどこも終了となりました。

夜遅くまで音楽をガンガンかけて営業しているホテルのバーも、ニュースが流れて以降、音楽を切り自粛モードに入っています。

プミポン国王の容体悪化は事前に伝えられていた

タイの地で「タイのプミポン国王が亡くなられた」とのニュースを知った日

タイのプミポン国王は、ここ何年も病院に入院している状態が続いていましたが、10月9日の時点で容体があまり良くないということが報道されていました。

それを受けて、多くのタイの方々が国王の入院されているバンコクの病院を訪れ、病院の前でピンクの服を着て国王の回復のために祈られている、そんな姿もテレビで報道されていたのです。

ピンクの服には、国王の病気の回復の意味が込められています。

タイでは、着る服の色にもいろいろな意味が込められているのです。

例えば、国王の色は黄色でプミポン国王のお誕生日である12月5日がタイでは父の日にあたり、黄色いシャツを着たり黄色いシャツを贈ったりする習慣があります。

母の日は、同様にお妃さまの色であるブルーのシャツを着る習慣があるのです。

私が住むチェンマイでも、国王の病気の回復の意味が込められたピンク色のシャツを着た方々が、かなりたくさんいました。

男性も女性も、関係なくピンクの服を着ていたのです。

多くの方々の祈りは届かず、88歳でこの世を去ることとなりました。

プミポン国王はタイの人たちにとって崇拝に値する存在

タイの地で「タイのプミポン国王が亡くなられた」とのニュースを知った日

タイのプミプン国王は、18歳の時に王位を継承してから70年もの間、王位にいらっしゃられたお方で、世界で一番長く在位されていたとされています。

そして、タイの国にとって救世主的な位置づけだったのが、プミポン国王なのです。

タイにはたくさんの友人がいますが、どこの家に行っても必ずと行って良いほどプミポン国王の写真が飾られています。

今まで遊びに行かせていただいた方の家で、プミポン国王の写真が飾られていない家はなかったのではないでしょうか?

また、国王のペンダントをしていたり、多くの方々に慕われています。

町中には、大きなプミポン国王の写真がいたるところに飾られていますし、交差点などにはよくあったりします。

また、朝の8時と夕方6時には国王を讃える歌が毎日流れ、何をしてても立ち止まって敬礼しなければなりません。

それほど、タイの王様というのは人々の暮らしの中にいた存在だったのです。

何でそんなにタイの国王は国民に人気なのか

タイの地で「タイのプミポン国王が亡くなられた」とのニュースを知った日

タイのプミポン国王は、最初から国民に人気だったというわけではありません。

とにかく、何でも有言実行されてきたお方で、特に貧しい山間部の方々を助けるプロジェクトを王室自ら取り行って来たのでした。

ロイヤルプロジェクトと呼ばれ、山間部に住む貧しい人々の暮らしを助けるためのプロジェクトを行っています。

タイの北部の山間部では、その昔麻薬の栽培が行われていました。

そんな人々に心を痛めた国王が、ロイヤルプロジェクトというプロジェクトを行い、農業の仕方、栽培の仕方などを山間部の人たちに教えたのが始まりでした。

ロイヤルプロジェクトは、安心して食べられる野菜や農作物というテーマで野菜のみならず、コーヒー豆だったり様々なものの栽培が行われるようになったのです。

ロイヤルプロジェクトの商品は、多くのタイの方々に支持されていますし、実際に私も家から多少距離がありますが、できる限り買い物はロイヤルプロジェクトで行うようにしています。

日本の野菜なども栽培されていて、低農薬で栽培されているため、安心して食べられる野菜や果物です。

このロイヤルプロジェクトもまた、プミポン国王が多くのタイの方々に支持されることとなった事業の一つなのです。

ロイヤルプロジェクトの詳しい内容については、以下の記事を参照されてみてください。

政治的混乱も抑えることができた国王だった

ロイヤルプロジェクトのみならず、政治的な混乱が起きた時もプミポン国王の一言で治ったと言われるほど、絶大な信頼がおかれるお方です。

タイという国の安定は、プミポン国王が保ってきたと言っても過言ではないとタイの友人から何度となく熱く語られたことでしょう。

いろいろな意味で、多大なるにきを誇っているのがプミポン国王なのです。

プミポン国王が亡くなられたということで、この先タイはどうなってしまうのか、タイに住んでる身としてはかなり不安がよぎっています。

つい今しがた、タイの人たちが国王が亡くなられたというニュースを知った時の混乱振りが目に焼き付いて離れません。

一応、ここは観光地であり、多くの観光客が訪れるエリアでもあるわけですが、混乱してお店の営業がストップしてしまうほどで、崇拝していた心の支えを喪った方々は、今後どうなってしまうのでしょうか?

実際に、一緒に食事をしていた友人たちも、放心状態でした。

おそらく、この後タイではかなり長い間、喪に服すことになるのでしょう。

タイのほとんどの友人のフェイスブックの写真が喪に服すものに変わっていました。

タイの地で「タイのプミポン国王が亡くなられた」とのニュースを知った日

どれ位の間、喪に服すことになるのかはまだわかりませんが、しばらくの間お店の営業などは控えることになるのではないでしょうか?

何れにしても、プミポン国王のご冥福をお祈りいたします。