本日、8月7日はタイの憲法案の国民投票日です。
タイという国は、政治がごちゃついているため、政治関連のクーデターが時々起こる国です。
今現在、タイにいらっしゃる方は外出時には注意するようにしましょう。
8月7日の憲法案の国民投票!在タイ日本大使館からの注意喚起
本日の国民投票に向けて、日本大使館から注意喚起が出ています。
日本から旅行に来られてるという方で既にタイにいらっしゃる方と言うのは、大使館からの注意喚起などはあまり見ないのではないでしょうか?
大抵の場合、その国の中に入ってしまえば意外と安全な事が多く、大丈夫だろうとたかをくくり行動してしまうのが人です。
また、日本からタイに出発する前には大使館の情報をチェックするかもしれませんが、タイにいるとそうそうチェックしませんよね?
日本のテレビが観れ無い部屋に住んでる方もいらっしゃるかもしれませんし、インターネットを日頃から使われない方もいらっしゃるかもしれません。
あまり、情報をチェックされてないという方のために、大使館からの情報を載せさせていただきます。
以下、在タイ日本大使館から情報を転載します。
8月7日(日)午前8時より午後4時まで、タイ国内において、憲法草案への賛否を問う国民投票が実施される予定です。
これまで、国民投票をめぐっては、様々な意見表明がなされ、国内で意見が分かれているところです。
念のため、外出される際には、多くの人が参集している場所を避ける等ご注意ください。
アメリカ大使館からの注意喚起
また、アメリカ大使館からの注意喚起として、公共の場で政権の批判や王室などの批判などの話はしないようにする事と注意がなされています。
障子に耳ありです。
どこで誰が聞いているか、分からないものです。
軍事政権の批判などをした方は、禁固10年などの刑が科されます。
充分気を付けるべきでしょう。
選挙権のあるタイの人たちはどこで投票するの?
タイの選挙は、日本の選挙制度と殆ど変わりません。
タイという国も二院制のもと、政治が行われています。
国民投票に関しても、小学校などの公共施設で投票が行われます。
そして、終了後ただちに開票されます。
タイの選挙権がある人は、18歳以上です。
ただし、少し複雑になってくるのが、タイの選挙権は有権者名簿に基づき作成されるということです。
タイの国民投票は住民票のようなものが登録されてる場所で?
タイの有権者名簿は、日本で言う所の住民票と戸籍、そして家の登記簿が合わさったようなものに基づいて作成されています。
この登記簿は、持ち家でないと登録する事ができないのです。
「え?じゃ賃貸で住んでる人には選挙権がないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう訳でもありません。
タイの人たちは、登記簿に登録する際に両親の生家だったり、またどうしても持ち家の人がいなければ、誰か持ち家を持ってる人に頼んで登録させてもらうのです。
なんとも言えない、不思議なシステムですが、これがタイという国なのです。
登記簿の住所を貸してくれなんて、日本では考えられませんが、タイの人たちはそんな事気にもしません。
また、選挙は登記簿に登録されている地で行うのがタイという国でした。
どういう事かというと、バンコクに住んでるけど登記簿があるのはアユタヤだったら、アユタヤで投票するということですね。
そのため、タイの方々は選挙が行われると登記簿がある場所に戻り、投票を行っていたということです。
ちなみに、今現在は選挙日の20日前までに今現在いる場所、先ほどの例ではバンコクで仕事をしてたり、学校に通ってるという証明書を提出する事で、その地で投票できるようになったとの事です。
日本と同様に、不在者投票も可能です。
選挙日前日からの、帰省ラッシュが減るという意味ではありがたいことですね。
ただでさえ、タイという国は始めて免許を取って車を購入する人には割引で車を購入できるという国の策によって多くの人たちが車を所有しています。
どこもかしこも、都市部は大渋滞です。
人が移動すると、色々な場所が混みあいますので、そんな混乱も避けられますね。
選挙日は、通常前日から飲酒が禁止になります。
今回の国民投票でも、昨日の8月6日より飲酒禁止でスーパーでもお酒が買えなくなっていました。
知らない外国の方などは、あれ?どうしたの?と思われていたようですね(^^;)
さて、国民投票の結果はどうなるのでしょうか。
軍にとって有利な草案にしか思えないのは、私だけではないはずです。
どちらをとっても…的な内容かと。
ただ、賛成しないとまた同じ事になってしまうということで、賛成に投票する方が多くなるのでしょうか。
いずれにしても、人が集まる場所へ出かけて行くのは今日は避けた方が良さそうですね。
今のご時世、いつどこで何があるか分かりません。
念には念を入れるに限ります。