ここの所、本当に旅しにくい世の中になってきてしまいました。
ここなら大丈夫と言い切れる場所って、なかなか難しいのではないでしょうか?
先日起きたタイの連続爆発事件で、タイへの観光客が大幅に減少する見込みのようですね。
タイの南部で起きた連続爆発事件と、タイの観光についてご紹介していきます。
8月11日からタイの南部で起きた連続爆発事件
Thailand rocks by fresh blasts today after twin blasts at Hua Hin last night | Oneindia News
8月12日は、タイの母の日であるお妃さまのお誕生日の日でした。
タイでは、日本と異なり王様のお誕生日の日の12月5日が父の日であり、お妃さまのお誕生日の日である8月12日が母の日なのです。
タイの街では、数週間ほど前から街中にお妃さまの写真が多々建てられて、母の日にちなんだイベントも色々と行われていました。
そんな母の日の前日にあたる8月11日から、タイの南部、中部では連続爆発事件が起き、4人が亡くなり、そして複数の方々が怪我をする事態となりました。
タイの警察は、ISなどによるテロは全否定しています。
内部の犯行ではないかとの見方を強めています。
タイの南部は、昔からイスラム教徒との対立があり危険な場所で常に軍が見張ってるようなそんな街でした。
スラターニなどは特に、危険なイメージが強く、夜外出するななんてスラターニに行った時は言われてた程です。
随分長い事、あのあたりは危険な場所という認識が強いため、あまり出かけて行く方も多くはないはずです。
ただし、マレーシアからタイへ陸路で行くという際には通る場所なので、通り道として利用してる方も多いかもしれませんね。
ただ、今回の爆発はリゾート地でもあるホアヒンやプーケットなどでも起きたため、今後タイの南部のリゾート地を訪れる予定の方は、充分注意が必要ですね。
犯行動機は今だ不明
今回起きた連続爆発事件の、犯行動機などは今だ不明の状態です。
一番気になるのが、その一週間前にタイの国民投票が行われたということです。
新憲法設立のための国民投票については、以下の記事を参照してください。
約一週間前に、今後のタイの政治を決める国民投票が行われてたという事実からは、目を離せません。
軍にとって、明らかに有利な内容だったというのもあるかもしれません。
今回の国民投票では、賛成が勝ちましたが、これにはタイの人たちの国民性も大きく現れてると思われます。
タイの人たちって、争いを嫌いますし、本当に面倒な事は嫌いな方々が多いのです。
なので、賛成して早く民主主義に動いてくれ。という気持ちでYESに投票した方が多いのではないでしょうか。
タイの歴史の中で、この国は民主主義の歴史はとっても短いですよね。
タイの人たちは、あまり民主主義についても良く解っていないのでは、と思われる部分もあるでしょう。
その背景に、まだまだ教育をきちんと受けてる方が少ないという現実があります。
今現在は、タイという国はかなり成長し、大学に行くことが出来る人もとても多いですが、それはその部分をみているからで、別の側面をみると、学校に行くお金がないという方も、大勢いるのが現実です。
タイにいると今回の連続爆発事件は、政治的なものも絡んでるのではないかと、予測せざるを得ません。
今現在私がいるチェンマイでは、この日軍のヘリが出動されてました。
ファランの友人が務める英会話学校は、軍の基地の隣にあり、こんなにたくさんヘリが出動するのはここに来て初めてだと言ってました。
何年もチェンマイに住んでる友人が言うのですから、かなりの出来事だったのでしょう。
タイへの観光客激減に?
本日ニュースで、タイへの観光客が激減し20万人もの方々がタイへの渡航を辞めただとか出ていました。
2015年にタイへの渡航した人の数は、138万人でした。
なんと、国籍別では第3位だったようです。
それほど多くの方々が、日本からタイを訪れているのです。
バンコクのエラワンでの爆発もあり、タイは危険だという認識が出てきています。
タイでは、伊勢丹の爆発もあったり、ここ10年程政治的には不安な状態が続いています。
それでも、かなり多くの方々がタイに訪れている、そんな国ですね。
一度訪れたら、ハマるという人が多いそんなタイという国ですが、この国の政治が落ち着くまで、タイの人たちをみているとまだまだ時間がかかるのではないかと思わざるを得ません。
危険な場所を避けて、と言っても、どこが危険なのか、難しい所ですが、今現在私が住んでる北部は安全だと言われています。
危険だと思われる日には外出をしないなどと、タイのイベントなどもチェックして旅行の計画を立てると良いかもしれませんね。
私も、南部の島への旅行を計画してましたが、それは辞めることにしました。
情報をきちんと得て、危険かもしれない所を避けていく事で、まだまだ世界を旅行する事はできます。
旅しにくい世の中になってしまったのは事実ですが、正しい情報を入手する労力だけは必ずかけるようにすると良いですね。