ミャンマーという国をご存じでしょうか。
最近、インフラが整ってきつつはありますが、まだまだ発展途上国と呼ばれるミャンマーです。
その昔は「ビルマ」と呼ばれる国でした。
ビルマの竪琴が有名なのではないでしょうか。
そんなミャンマーですが、医師不足、そして看護師不足が深刻な国なのです。
ミャンマーの場所とミャンマーという国について
ミャンマーは、インドシナ半島の西端にある北緯10~28度の場所にある国です。
首都は「ヤンゴン」でしたが、2006年にヤンゴンから北へ300キロ程離れたネピドーという町に移されています。
私がミャンマーへ行った時の首都は「ヤンゴン」だったため、どうしてもヤンゴンだといってしまいそうではありますが、今はネピドーなので(^^;)
ミャンマーは多民族国家で、仏教徒の多い国です。
気候は、熱帯モンスーン気候に属し、雨季、乾季とある国です。
「たなか」と呼ばれる白い粉を顔に付けた女性が印象的な国、ミャンマーです。
タナカとは、ミャンマーの日焼け止めのことを指します。
ミャンマーのインフラの整備
ミャンマーは、諸外国の投資により、インフラが整えられてきています。
ミャンマーに不動産投資をされてる方も、実は多いのではないでしょうか。
私の知り合いの不動産関係の方なども、数年前からミャンマーの土地を結構購入したりしていました。
ミャンマーという国は、数年前までは道路もまだまだ未整備の場所が多く、でこぼこ道が続いていました。
道路の舗装を強化し、都市部では道路も整いつつあります。
地雷なども、かなり減ってきているため、地雷で病院に行くという方の数もかなり減ったようです。
電力に関しては、今だ不足してる状態で、特に3~5月にかけてはダムの貯水量が低下するため、停電が多かったりします。
なぜなら、ミャンマーという国は水力発電に頼ってる国だからです。
都市部と田舎部では、かなりの差が出てきているというのが、今のミャンマーの現状なのではないでしょうか。
インフラが整ってきているのと同時に、ミャンマーの都市部の家賃はかなり値上がりをしてきています。
それと同時に、ホテルも値上がってきているため、ミャンマーでホテルに宿泊する際には、そこそこの値段を出さなければならなくなってきています。
ミャンマーは、ただでさえホテルが少ないので、ミャンマーへの観光はバックパッカーには少し難しくなってきているのではないでしょうか。
ミャンマーの医療問題と現状とは
前述の通り、ミャンマーと言う国は都市部と地方都市などでは、かなりの差が出てきています。
特に地方都市では、医師の不足が深刻な問題となっています。
また、ミャンマーという国の特徴ではありますが、医師の数より看護師が少ないというのもかなりの問題です。
理由は、看護師を要請する施設が少ないためです。
また、医師や看護師の給料の低さも、ミャンマーの抱える問題でもあります。
ミャンマーでは、
富裕層の方は、それなりの医療保険サービスを受けられることができますが、お金のない人は、病院の前で門前払いされてしまうというのが現状となっています。
ミャンマーの医療は、ミャンマーの物価から考えるとかなり高額なためです。
ミャンマーの医療費の現実
ミャンマーでは、病院にかかりたいと思ったら、まず病院を受診する前に、医師紹介をして貰える所に支払をしなければなりません。
薬も高いですし、採血なども高額です。
また、注射針などもその都度購入しなければなりません。
これでは、お金のある人しか病院に行くことが出来ません。
お金が無い人は、苦しくても病院に行けずに我慢するしかないのです。
GDPの約0.3パー円としか、保険医療に充てられないというのが特に問題でしょう。
ミャンマー特有の病気とは
ミャンマーを含む、東南アジアの国々では、伝染病が時期によって流行します。
代表的なものとして
- マラリア・エイズ
- 赤痢
- ウイルス性肝炎
- デング熱
- 狂犬病
など、様々な伝染病が存在します。
特に、雨季の時期など衛生環境が悪くなると、拡大する恐れもあります。
また、蚊を媒体にする伝染病も多く、雨季には蚊も多く発生するため、多くの伝染病が流行することがあります。
中には、予防接種によって防ぐことができる伝染病もありますが、残念ながら予防接種がない伝染病もあります。
致死率が高い伝染病もあるため、注意が必要です。
そんな時に病院に行けないとなると、本当に命取なのです。
ミャンマーで医療設備が整った病院とは
ミャンマーにも、医療設備が整った病院はあります。
ヤンゴン郊外にある「Pun Hlaing International Hospital」などがそれにあたります。
ただし、日本人の駐在さんなどは、何かあった場合には、タイのバンコクまで飛ぶことが多いようです。
タイのバンコクにある病院は、かなり設備の整った病院も多く、快適な個室で入院生活を送ることもできます。
一度友人が入院したため、バンコクの病院を訪れましたが、ホテルのような病院でびっくりしました。
私が旅をする前にバンコクの病院で予防接種をした際の病院も、普通に綺麗な病院でした。
注射をする際には、その病院でも注射器と薬は購入するシステムでしたが…
今後、ミャンマーの課題として、医療を整えることも課題の一つなのではないでしょうか。
発展を遂げるうえで、充分な医療が受けられるというのは必須のことだと思われます。
インフラが整い、ミャンマーという国がどう変わっていくのか、見ていくのも面白いでしょう。