中国の長江で、2015年6月1日午後21時半頃(日本時間22時半)三峡巡りの船が転覆するという事故が起こりました。
急な竜巻に襲われ、1~2分後に転覆した模様です。
中国長江三峡巡りの客船転覆事故の詳細とは
長江で起きた三峡巡りの客船が転覆した事故で、乗客458名のうち、17名が救助され、そのうち5名の死亡が確認されています。
大多数の方たちは、いまだ行方不明の状況が続いています。
船をたたくと、こんこんという音が船の中から聞こえてくるため、船の中にまだ、取り残されてる可能性が非常に強いとされています。
【水難】中国・長江で458人乗せた客船が転覆 多数が行方不明 http://t.co/6WM5HegNbS これまでに救助されたのは船長ら9人にとどまっている。現時点で日本人が巻き込まれたという情報はないという。 pic.twitter.com/WitdCQXrmH
— ライブドアニュース(@livedoornews) 2015, 6月 2
また、外務省からの情報によると、日本人は今回の長江巡りツアーには参加していないとの情報です。
日本人だけでなく、外国人は乗船していなかったとの情報あり。
事故が起きた時、長江周辺は暴風雨の状況で、更に突然竜巻が起きたための事故だったようです。
乗客のほとんどは、客室で休んでいたという状況です。
今現在も、捜索が続いています。
日本でも人気!中国長江の三峡巡りツアーとは?
中国長江の三峡巡りツアーは、日本でも人気のツアーとして知られています。
特に、三国志が好きな方たちの間では大変人気が高いツアーとなっています。
三峡巡りのツアーと、三国志の聖地を巡るツアーは組み合わされてることが多いためです。
中国・長江で458人を乗せた客船が竜巻にあおられ転覆…乗客の大半は行方不明、警察当局は救助された船長と機関長の身柄拘束 http://t.co/0NfiF3Yg53 pic.twitter.com/eltRDoaLAq
— sakamobi (@sakamobi) 2015, 6月 2
特に、三峡巡りツアーは高齢者の方などにも人気のツアーで、ゆったりと遊覧船などで三峡を巡るツアーです。
三峡は、「三峡を知らずして長江を知ることはなし」と言われる程、長江では重要な観光スポットとなっています。
一生に一度は三峡を訪れたいという方が、日本のみならず、中国でもかなり多いのです。
三峡ツアー中に、三国劉備終焉の地である白帝城上陸観光をすることができます。
また、長江三峡から瞿塘峡、巫峡を見学することができます。
中国・長江で450人超乗った旅客船が転覆 http://t.co/R1j5fUpLrp 世界の最新ニュースはこちらから→ http://t.co/89EqvyqpaN pic.twitter.com/8LaIGWM50y
— AFPBB News (@afpbbcom) 2015, 6月 2
三峡ダムに上陸し、観光し、長江三峡~西陵峡見学したのち、三国志のゆかりの街を観光します。
劉備、孫権、曹操らが争奪戦を繰り広げた地である三国県立の要衡、荊州を見学する頃には、もう頭の中は三国志の時代に迷い込んでしまっているのではないでしょうか。
以上のような三峡、そして三国志の所縁の地を巡るツアーは大変人気の高いツアーとなっています。
今回、長江で転覆した大型船は、中国の旅行会社の高齢者向けツアーの大型船で、南京市から重慶市に向かう途中の船でした。
2015年1月にも長江では事故が?
2015年1月にも、長江では試験渡航中のボートが沈み、日本人エンジニアを含む22人が死亡する事故が起こってます。
自然災害は、いくら気を付けてても避けることは難しいですよね。
ましてや、突然起こる竜巻なんて、船の中にいてはどうすることもできません。
今回の転覆事故で、行方不明の方たちが救出されることを祈るばかりです。