2015年6月1日、現地時間で午後21時半頃中国の長江で、三峡巡りの船が転覆した事故のその後です。
生存者は?そして犠牲者数は?
中国長江の船転覆事故の生存者数は?
先日、クレーン船で転覆した船体のつり上げが行われ、救助活動を行ったところ、
458名の乗客のうち、396名の死亡が確認されました。
生存者は、今分かってる所で14人とのこと。
残り46人は、2015年6月5日現在、今だ行方不明となっています。
事故が起きてから、日数も経過してるため、行方不明の方たちの救助活動を急いでほしいと切に願います。
今回の船体つり上げは、比較的早めに行われたため、遺体の損傷が少なかったというのは、不幸中の幸いなのではないでしょうか。
生きてるかどうか、不安な状況のまま、何日も過ごすというのはいたたまれません。
参考記事
⇒【中国長江】三峡巡りの客船転覆!行方不明者多数?】
中国長江の船転覆事故の原因とは?
中国の長江で起きた船転覆事故の原因は何でしょうか?
強風だったため、風を背に航行しようと試みたが、操縦が困難になってしまったというのが一つの原因のようです。
ニュースによると、
10~20秒で操舵室に水があふれ、1、2分で転覆したという。
ことです。
また、もう一つの原因として
長江で転覆した船、「東方之星」は、かなり改造に改造が重ねられていたとの見方も強められています。
改造の末、当時合格した安全基準からかけ離れてしまっていたとのこと。
この長江で起きてしまった転覆事故は、人災との見方も出てきています。
この事故を教訓に、安全管理を徹底することで、亡くなられてしまった方への弔いになるのではないでしょうか。
中国の転覆事故、クレーンで釣り上げ完了 pic.twitter.com/RRJliu535d
— 有名な人です(嘘) (@matamatakita) 2015, 6月 6
2014年韓国のセウォル号の悲劇との類似点は?
2014年、修学旅行の生徒なども乗せたセウォル号が転覆した事故が思い起こされます。
船長は、船から脱出していますが、
今回の長江の「東方之星」転覆事故の場合は、船が操縦不可能になってから、1~2分後に転覆していることから、
乗客たちを助ける充分な時間がなかったとされています。
韓国のセウォル号の時は、90分程時間があったのにも関わらず、船長は何もしなかったことから、大きな問題に発展しています。
今回の船長への対応はどうなるのでしょうか。
原因究明も大事ですが、その前に、すべての乗客の方たちの捜索が先決だと思われます。
船底に穴を開けて生存者を捜索する試みが失敗に終わり、「生存者がいる可能性がなくなったので、船を吊り上げて正常な態勢に戻す」⇒生存者発見を断念、船体引き起こし 中国客船転覆から3日 http://t.co/dlPXGFtYqx pic.twitter.com/12xITXycJa
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2015, 6月 5
日本でもし、同じような事故が起こってしまったら、どうなっていたでしょうか。
日本の安全基準などは徹底されているため、人的災害としての事故は起こる可能性は低いといえますが、早急な救助が行われたでしょうか。
いずれにしても、遺族の方などへの中国政府の今後の対応がどうなるか、気になる所です。
対応次第で、中国という国の立ち位置も、色々と変わってくるのではないでしょうか。
今はただ、犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、ご家族のご無念はいかばかりかと、お察し申し上げます。