平成27年6月11日、浅間山の噴火の警戒レベルが1~2に引き上げられました。
平成22年4月に、警戒レベルが1に引き下げられてから、約5年ぶりの警戒レベル引上げです。
浅間山が万が一噴火した場合の影響は、どれ程なのでしょうか?
浅間山警戒レベル2への引き上げの理由とは!?
浅間山の警戒レベルが2へと引き上げになり、火口から2キロメートル以内の規制が敷かれました。
約5年ぶりの規制です。
それに伴い、浅間山の登山は禁止となりました。
浅間山で、火山性地震が増えたための警戒レベル引上げです。
浅間山は活火山であり、なおかつ雲仙普賢岳や、伊豆大島などと並んで警戒されている活火山です。
浅間山の登山は禁止となりましたが、
・小浅間山
・石尊山
は登山可能となっています。
浅間山ってどこにあるの?浅間山の地図
浅間山はどこにあるの?と思われるかたもいることでしょう。
浅間山とは、軽井沢のシンボルと言われ、長野県と群馬県の県境にある山となっています。
標高は、2568メートルの山です。
関東在住の方の場合、小学校、中学校の林間学校などで、浅間山を訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
私も、神奈川県在住だったため、浅間山は学生時代に登っています。
まさか、自分の登ったことがある浅間山がそんなに危険な活火山だっただなんて、当時の私は知る由もありませんでした。
浅間山の噴火史~過去の浅間山の火山噴火について~
浅間山は、かねてから噴火を繰り返している活火山です。
特に有名なのが、
1783年(天明3年)の浅間山大噴火です。
※浅間山の資料館にその当時の資料があります。
当時の浅間山の大噴火の資料によると、
助かったのは高台の観音堂の階段、15段以上に登った人たちだったそうです。
現嬬恋村に当時住んでた人たちは、噴火によって命を落としたとあります。
当時は、今のように警戒レベルなんてものは勿論ありませんでしたので、通常通りの生活を送っていたためでしょう。
最近では、平成16年9月の噴火が有名なのではないでしょうか。
そんなに大きな被害は無かったものの、関東や東北に火山灰が降りました。
平成21年2月から数か月の間、小規模噴火が続いていたこともあります。
浅間山の過去の噴火史を見てみても、世界で危険な火山の中に浅間山が含まれるのも納得でしょう。
浅間山の噴火による軽井沢への影響とは?
万が一、浅間山が噴火した場合の影響は、どれ程出てくるのでしょうか。
噴火の規模にもよりますが、
軽井沢への影響は大きな噴火の場合は、30センチ程の火山灰が降り注ぐ可能性もあるとのことです。
ただし、今回の火口から2キロメートル以内の規制の場合は、近隣の住民への生活の影響はなしとされています。
その近くに民家は無いためです。
また、万が一噴火した場合、新幹線への影響は遅れが出るなど、考慮しておくべきですね。
ただし、浅間山近辺は、新幹線はトンネル区間のため、そこまで大きな影響はないとの事です。
東日本の火山活動が、ここ最近かなり活発になってきてるようです。
2014年の御嶽山に始まり、箱根山大涌谷近辺の警戒レベル引上げ、そして今回の浅間山警戒レベル引上げです。
東日本の火山活動は、東日本大震災により火山活動が活発になったためと言われています。
今後も、警戒しておくに越した事はありません。
参考記事
⇒【箱根山と富士山の噴火の可能性 警戒レベル引上げの理由と災害対策】
、そして最近消防団の友人に聞いた話ですが、
非難用具の中に、ゼリー飲料を入れておくと良いそうです。
ゼリー飲料は、栄養も取ることができますし、喉の渇きを潤すことも出来ます。
また、そこまでかさばりませんのでいくつか準備しておく事も可能です。
万が一に備えて、少し準備しておくだけでもイザと言う時にまったく違います。
万が一の時に、慌てることがないように、少しずつ準備しておくと良いでしょう。