世界一周をしていた時に、マラリアで友人が亡くなりました。
それ以来、蚊に対して敏感になってしまっている自分がいます。
今日の朝、とても嬉しいニュースがありました。
マラリア対策の蚊取り器の開発がされたというものです。早く商品化して欲しいものですね。
世界に多々ある蚊を媒介とする感染症って?
マラリアもそうですが、世界には蚊を媒介として感染する伝染病が多々あります。
日本でも、ジカ熱やデング熱など、蚊を媒介とする感染症が懸念されてた時期もありましたね。
日本でマラリアは、そうそうありませんが、アフリカなどに行くと日常茶飯事の話です。
予防接種がある伝染病などでしたら対策のしようがありますが、マラリアやデング熱、エボラ出血熱などは予防接種がない伝染病です。
蚊にさされないようにすると言っても、なかなか難しいものがあります。
例えば、長袖を着て完全防備してたとしても、それでも蚊にさされる時は刺されます。
蚊取り線香を炊いたとしても、効果が無い場合も多々あるのです。
注意をしていても、感染してしまう蚊を媒介とする感染症対策は、蚊を寄せ付けない事が重要になってきます。
そんな中、オランダとケニアの研究チームが、人のにおいで蚊をおびき寄せて撲滅させるという蚊取り器の研究を成功させたのです。
人のにおいで蚊をおびき寄せるってどういう事?
今回の研究では、合成香料を使って人のにおいをまねて、蚊をおびき寄せて蚊を撃退すると言う方法です。
ケニアのマラリアが発生している地域で実験をしてみた結果、なんと地域の蚊を七割も撃退することが出来たと発表されました。
そして、マラリアの患者数は三割減との結果です。
殺虫剤への依存も減少する事に
こちらの人のにおいで蚊をおびき寄せて撃退してくれる機械が流通してくれると、殺虫剤への依存が減る見込みです。
蚊よけの殺虫剤は、本当に恐ろしいものです。
私も一度大変な目に合いましたが、神経系がやられてしまう恐れもあり、赤ちゃんやペットなどにも大変危険です。
出来る限り、殺中剤も天然のものにしたいと思いながらも、蚊との戦いをどうすればいいのか、難しいところです。
実際に、アフリカなどでは天然の殺虫剤などでは蚊には全く効果ありません。
また、殺虫剤を使っていると、蚊と言うのは化学物質に対する耐性ができてしまうんだそうです。
それだけではなく、農作物にも影響を与えますし、良いことありませんよね。
私自身、殺虫剤で一度全身痺れて大変な思いをした時以来、殺虫剤の使用は消極的になり、天然のものに切り替えています。
私が今住んでいるタイでは、オーガニックの蚊よけを普通にスーパーなどで手に入れることができます。
マラリアにかかって亡くなる人たちを減らすためにも、是非とも早いうちに商品化して頂きたいものです。
人が一人なくなるということは、国の発展にも悪影響を及ぼすことになりますからね。
化学物質を使わずに、蚊をやっつけることができる、そんな素敵な蚊取り器は、どこの国でも喜ばれるのではないでしょうか。
今現在、日本も夏真っ盛りで多くの蚊が出る季節ですね。
日本の蚊は、刺されても痒いだけなので大した事ありませんが、やはり海外にいると色々と感染症の事など気になってしまいます。
ちょっと熱が出たりすると、「もしかして昨日刺された蚊が?」なんて思いが一瞬頭をよぎります。
海外にいらっしゃる方は、体調が悪くなったらすぐに病院に行くのは鉄則だと私は思ってます。
何かあってからでは遅いですからね。
マラリア対策の蚊取り器は、いつ商品化されるのでしょうか?
一日でも早く、商品化してくれる事を祈ってます。