韓国で、mers(中東呼吸器症候群)の感染が拡大しているとの報道です。
mers(マーズ)とは、そもそもどんな感染症なのでしょうか?
また、マーズ(mers)の治療法や感染経路はどうなっているのでしょうか?
韓国でmers(コロナウイルス)の感染拡大のニュースあり
韓国では、2015年5月21日、中東(サウジアラビア、バーレンなどに滞在)から帰国した方がmersに感染してることが分かり、隔離するが、新たに感染者が出たと発表。
6月2日の段階では、感染者は25人に増えるという事態に発展し、そのうちの二人はmersにより重い肺炎を発祥し、死亡しました。
病院内での院内感染によるmersの広がりで、感染がかなり拡大してきています。
韓国への旅行を予定していた中国人や台湾人などは、韓国旅行をキャンセルし、、旅行業界にはかなりの被害も出てる模様です。
韓国で拡大する殺人ウイルスMERS ついに死者! http://t.co/f31lNpS3l3 #tospo
— 東スポWebニュース (@tospo_news) 2015, 6月 3
韓国のmers感染拡大とmersのウイルスと
海外では、多くの感染症が存在しています。
昨年も、アフリカでは「エボラ出血熱」が拡大し、ようやくエボラとの戦いが落ち着いてきた所でした。
エボラ出血熱も同様ですが、mers(マーズ)に関しても、予防接種(ワクチン)などで予防できる感染症ではありません。
ワクチンで予防できるのであれば、ワクチンさえ打っておけば、ある程度は安心できますね。
インフルエンザの予防接種と同じだと考えると良いかもしれません。
ただし、mersに関しては、ワクチンはありませんので、予防するしか方法はありません。
また、一度mersにかかってしまったら、治療するしか方法は無いという事にもつながります。
治療するにしても、有効な治療法が確立されている訳ではありません。
また、mersの致死率がかなり高く【致死率40パーセント以上】とされています。
海外安全ホームページ更新情報(感染症スポット情報(韓国及び中国):MERSコロナウィルスによる感染症の発生)がホームページに掲載されましたので御覧下さい。http://t.co/RyFZdL32b4 pic.twitter.com/IRqxLOrvY0
— 在大韓民国日本国大使館 (@JapanEmb_KoreaJ) 2015, 6月 3
mersの感染経路とは?
それでは、mers(コロナウイルス)はどうやって感染するのでしょうか。
mersは、もともとはラクダやコウモリから感染したウイルスです。
mersは、人から人へ感染することで知られています。
つまり、2次感染、3次感染もあるという事で、今回韓国では3次感染もあるという報道です。
ただし、空気感染はしないようです。
咳やくしゃみなどから感染する可能性が非常に高いとされています。
そうは言っても、mers(コロナウイルス)は2012年に発見された新種のコロナウイルスのため、どれほどの感染力があるのかどうかは定かではありません。
予防するに越したことはありません。
mersの予防には、マスク、手洗い、うがいが必須となります。
自分の身は自分で守る。
今の世の中、これが出来ないと、どんな病原菌を貰ってしまうかわかりません。
インフルエンザの時期のインフルエンザの感染に関しても同様ですよね?
MERS、韓国で初の死者 感染者25人に http://t.co/IjXwrCT2x8 写真:韓国の病院に設置された隔離エリア pic.twitter.com/ABSAk7ppmH
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2015, 6月 2
mersの症状は?感染してから症状が出るまで
mers潜伏期間は、2日~15日程だとされています。
症状は
- 重症の肺炎
- 発熱
- 咳
などが主な症状で、症状が進むと下痢や腎機能障害までも出たりするようです。
免疫力が弱ってる方などが、mersにかかってしまうと、致死率が高くなってしまうため、気を付けるに越したことはありません。
mersの日本への拡大は?日本で出来ることとは
韓国はお隣の国なので、いつ日本にmersが入ってきてもおかしくありません。
もちろん、中東でmersが流行しているという事は、中東から日本へ直接入ってくるという恐れも当然にある訳です。
海外へは好きに行ける時代です。
空港で検疫を行っていても、100パーセントという事は有りえません。
潜伏期間内という事も、充分あるためです。
行く国の外務省のサイトなどは、最低限チェックしてから渡航することをお勧めします。
私が海外を国から国へ旅する時には、必ず入国する前に外務省のサイトだけはチェックしていました。
今現在、日本は韓国への渡航注意を促しています。
韓国に行ったら、mersに必ずかかるという訳ではありませんので、そこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、予防するに越したことはありません。
万が一、日本にもmersが拡大した際には、mersに対応できるように、知識を身に付けておくことも必要です。
いざと言う時に、慌てずにすむでしょう。