数日前のお話です。
旅のコンサルをしてるのですが、これから世界一周へ行くという方に「ポーランドって行くべき場所なんですか?」という質問をされました。
私がポーランドへ行きたかった理由は、「アウシュビッツ」と「ビルケナウ」です。
アウシュビッツ強制収容所は、是非ともこの目で見ておきたいと、映画「戦場のピアニスト」を観た時から、ずっと思ってました。
【名作】戦場のピアニストとは
戦場のピアニストと言う映画をご存じの方も多いかと思います。
私は、映画も本も大好きなのですが、特に戦場のピアニストはかなり好きな作品です。
まさに、第二次世界大戦中のポーランド、ドイツが舞台の映画です。
ナチスの支配下のもと、ユダヤ人の迫害。
そんな中を生きた、ユダヤ人ピアニストの人生、そしてドイツ将校とのお話です。
自由を求めて列車に乗った先は、ガス室だった…
第二次世界大戦直後に、「戦場のピアニスト」は発刊されましたが、ポーランド政府により闇に葬られました。
そして、数十年経過後、
原作者であるシュピルマンは、彼を助けたドイツ人大尉の日記も一緒に載せる事を条件に、この本の再発刊を承諾した本です。
映画は、かなり原作に忠実に描かれてました。
アウシュビッツ強制収容所とビルケナウと
アウシュビッツ強制収容所は、いわゆる「負の世界遺産」と呼ばれるものです。
世界中から多くの人たちが今でも訪れ続ける、そんな場所です。
アウシュビッツにたどり着いたその時から、空気はとても冷たく、ただならぬ雰囲気の場所でした。
冷たい雪も手伝ってかもしれません。
そして、写真を撮るのも、本当に躊躇してしまう、そんな場所でした。
※ビルケナウ=アウシュビッツ第二強制収容所で、アウシュビッツより大き目です。
シンドラーのリスト(戦争時のユダヤ人迫害の映画)の舞台となったのがビルケナウです。
【働けば自由になる】
アウシュビッツ収容所で、ユダヤ人たちが言われ続けた言葉であり、実際にアウシュビッツの入り口に書かれている言葉です。
映画「戦場のピアニスト」にも出てきます。
強制労働の末、体を壊して亡くなってしまう人たち
ガス室送りにされてしまう人たち
何もわからずに、ただ働き続ける人たち
実際に彼らが寝泊まりしてた部屋を見ることも出来ます。
世界を周るのであれば、絶対に訪れてほしい、そんな場所だと思います。
そして、「アウシュビッツ、ビルケナウ」に行くのであれば、まずはもっとアウシュビッツの事を知ってほしいと思います。
歴史を知ってるのと知らないのでは、感じることも絶対に違うはずです。
アウシュビッツの場所とアウシュビッツへの行きかた
アウシュビッツへは、ポーランドのクラフクから、バスで2時間程で到着します。
クラフクの駅からアウシュビッツのある「オシフィエンチム」までバスがあるので、窓口で往復のチケットを購入すれば、アウシュビッツの目の前まで行けます。往復1人28zloty(当時のレートで840円程)となっていました。
私たちは、レンタカーでヨーロッパは周遊していたため、そのままレンタカーでアウシュビッツへ向かいました。
アウシュビッツからビルケナウまでは、無料のシャトルバスに乗っていくことが出来ます。
3キロ程離れた地点にあるので、歩くと結構な距離になるでしょう。
アウシュビッツへ行く前に観ておきたい映画など
冒頭で説明させていただきました【戦場のピアニスト】です。
これは、アウシュビッツへ行く前に必ず見ておくと良い映画でしょう。
次に、【シンドラーのリスト】です。
スティーブン・ スピルバーグの映画で、ナチスによるユダヤ人迫害の映画です。
ライフイズビューティフルも、当時の映画なので、見ておくと良いかもしれません。
ヨーロッパを周遊するのであれば、是非ポーランドには足を運んで頂きたい、そんな風に思います。
知らなければいけない歴史であり、忘れてはならない、そんな歴史の一ページなのだと思います。
ポーランド人の友人から、アウシュビッツへ行く前に、色々な話を聞きました。
日本人として、認識の甘さを感じました。
彼らが生まれて居なかったそんな時代の歴史ですが、かなり詳しく覚えています。
そして、人に伝えることが出来るのです。
日本であった戦争の事、誰かに話せますか?
私は残念ながら、話すことが出来ません。
日本の歴史、そして世界の歴史を知ることは、とても大事なことなんだと感じた、ポーランドアウシュビッツでした。
以上
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
戦場のピアニスト
戦場のピアニスト 随分前に観ました。日常の喜怒哀楽で過ぎる日々。私は幸せですね。私も ポーランドにきっと行きます。
コメントありがとうございます。
是非ポーランドに行かれてみてください。
アウシュビッツは色々と思う所もある場所ですが、個人的には絶対に行くべき場所でもあると思っていました。