2018年6月の終わりごろから、タイで黄色い服がたくさん売られるようになりました。
街中の露天でも黄色い服、そしてショッピングセンターに行っても黄色い服がたくさん…。
これには何か理由があるのでしょうか?
タイで黄色い服がなぜこんなに売られてるのか?
2018年7月は、黄色い服を着よう月間です。
おそらく来年以降もずっと続くのかな?と思ってます。
というのも、7月28日はタイの方々にとって大切な日である国王のお誕生日だからです。
前国王のラーマ9世のお誕生日は12月5日でしたが、息子さんである現国王ワチャラロンコン国王のお誕生日が7月28日となります。
公の場、例えばイミグレーションなどに行くと、7月28日はタイの人たちにとってとても大切なワチャラロンコン国王のお誕生日です。
と放送されています。
新国王のお誕生日を盛り上げるために、黄色い服が街中ではたくさん販売されているのです。
でもなぜ黄色い服なのか?
タイという国では、色はとっても大切だったりします。
以前赤シャツ、黄色シャツの対立があったのをご存知でしょうか?
今回はそんな争い的なことではなく、ワチャラロンコン国王のお生まれになった日というのが月曜日で、月曜日のテーマカラーが黄色だということなのです。
全国王のラーマ9世のお誕生日カラーも黄色でした。
そのため、国王の無事を祈る人たちが黄色いシャツを身につけて祈ってた姿がテレビに写しだされていたはずです。
タイでは、生まれた曜日のカラーはとても大切なのです。
生まれた曜日によって色が決まる
タイの人たちは、自分が何曜日に生まれたのか?
全員知っています。
そしてタイの人と仲良くなると、「あなたは何曜日生まれなの?」と聞かれたりします。
私たち日本人の多くが、何曜日に生まれたのか?なんて知らないですよね?
でも、タイの人たちは自分が何曜日に生まれ、何時何分に生まれたのかまできちんとみんな知っているのです。
その理由は、占いにあります。
タイの方々は本当に本当に占い大好きです。
街中に座ってる場合もありますし、お店を構えている占い師さんもいます。
みんなひとそれぞれ、マイ占い師さんのような人がいていろいろ相談に行ってます。
また、もう一つの理由として生まれた曜日の仏像がお寺にあるためです。
お寺に出かけては、自分の生まれた曜日の仏像を拝むのです。
どこのお寺にも、大抵全曜日の仏像は並んでいます。
ちなみに、曜日と色についてですが、
- 日曜日=赤
- 月曜日=黄色
- 火曜日=ピンク
- 水曜日=緑
- 木曜日=オレンジ
- 金曜日=空色
- 土曜日=紫
と決まっています。
会社やちょっと大きめのマッサージ屋さんなどでは、曜日によって制服を分けているところもあります。
自前で用意するため、多少色が薄かったり濃かったりはありますが、きちんとみんな統一されています。
こうやって色が決まってると、洋服を選ぶ手間が省けるというのもあるかもしれませんね。
そんな訳なので、2018年7月、黄色い服がたくさん売られているのはなぜ?と思われた方、新国王のお誕生日が理由でした。